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“地域”の新しいエリアイメージを
発信する編集ユニット「ROOF」

 

歴史のほとんどを陶器と共に歩んできたまち「信楽」。一説には、約1300年前より続く産地と言われ、日本六古窯の一つに数えられます。今日まで連綿と続いてきた信楽の陶器文化。大正から昭和にかけた近代は、火鉢の製造が盛んで全国シェアの80%を占め、その後も、植木鉢を主とするガーデン製品やインテリア用品・食器類など、信楽焼は時代のニーズに呼応するように多様な陶製品を生み出し、今日までその文化を受け継いできました。中でも、タヌキの置物はあまりにも有名で、信楽は陶器のイメージを中心とした一定以上の知名度を持つまちです。
しかし、それは一方でこのまちのイメージを固定化してしまって久しく、地場産業である窯業が低迷を続ける今、もう一度原点に立ち返ったまちの考え方が必要なのではないでしょうか。
「ROOF」はこのまちの本質を、陶器だけでない1300年のものづくりの暮らしの歴史に裏打ちされた個性豊かな文化蓄積・土壌にあると考え、地域資産の「編集」「みたて」という行為を通して、地域固有の新しい価値や魅力を再発見することに取組んでいます。
ここに暮らし働く若手の僕たち自身が、誇れる地域としての暮らしの満足感を高めること。そのための見え方、あり方、伝え方をデザインすること。こうした“自分ごと”の興味の先に、新しい地域像と共感を見出していきます。

地域固有の確かな個性

 

陶器がこのまちの魅力であり続けるのは、産業が続く限り変わりません。が、もう少し俯瞰的にあるいは、積み重ねられてきた歴史の縦軸でこのまちを捉えてみると、より多様で魅力に満ちた地域資源を持っていることが見えてきます。私たちが見る“この地域固有の確かな個性”は次の5つにあります。私たちはプロジェクトを通して、信楽の一見目には見えにくい価値に焦点を当てながら、陶器だけではない複合的な暮らしの豊かさに満ちた地域として、このまちの魅力を伝えていきます。